作品詳細

バベットの晩餐会/Babette's Feast

ISBN: 9784875711421 C1382

価格:¥1,760(税込)

著作者よみ

いさくでぃーねせん

著者名

Isak Dinesen 著

著者名2

細川祐子 編注

出版社

開文社出版

ジャンル

イギリス小説・物語

判型A5/97頁

 「バベットの晩餐会」は長らく大作家の短編の一つ程度の扱われ方であったが、ガブリエル・アクセル監督の同名映画が1987年に公開されるや、様々な国で翻訳され世界的な注目を浴びるところとなった。作品は掌編小説と言ってよいくらいの簡潔さであるが、機知と示唆に富んで「大人の寓話」と評されている。バベットの芸術家魂の迫力は時代を超えて読者に特別な感慨をもたらすだろう。
 カレン・ブリクセンはデンマーク語と英語の両刀使いで、アーネスト・ヘミングウェイやアルバート・カミユと2度もノーベル文学賞を争ったが受賞を逸している。自らの半生を綴った著書Out of Africaの映画化作品『愛と哀しみの果て』(1986)はアカデミー作品賞を受賞した。
 作品そのものが、長短はあるが全体が12章に分かれているので、半期で読むのに丁度良い組み立てとなっている。
 内容をつかみやすくするように各章の冒頭に日本語の質問事項が置かれているので、それを念頭に読み進めば分かり易い。
AppendixとしてSummaryを完成させるexercisesや詳注、作家の伝記、別冊に注と語彙確認が用意され、写真、図版も多数入れて作品をより楽しむための工夫が凝らされている。